私は、視覚障害者のみが活躍する治療院を自院とは別に持ちたいと思っていました。
しかし、やりたいという思いだけで自分のいない院での院運営やスタッフ育成などわからないことだらけでした。その時に石水先生の分院展開セミナーに参加し、「この人は私に必要な要素を全て持っている」と確信し、CLUB Iに参加しようと決心しました。
CLUB Iに参加して心境がガラリと変わったのは間違いありません。
今までの自分の考えの甘さを実感し、何も考えずにやってきたななと感じました。自分の中では患者さんを大事にしているつもりでしたが、10名の上位顧客のことでさえ徹底的に考えたこともありませんでした。
今まですべてが「つもり」でやっていたことが多かったですが、石水先生が「想像で判断せず、事実をもとに行動せよ」と常々言っていることでさらに経営の曖昧さが浮き彫りになりました。
新規集客がうまくいっていたので院の売上はそれなりに良かったですが、数字を細かく見るようになり、このままでは危ない、盲人の治療院なんてまず無理だという事にすぐに気づけて良かったです。
実際に患者さんにリサーチをかけることで、自分が思っていたものとは別に自院の強みがあったり、逆にマイナスになっている面にも気づけました。このあたりに気づけずにそのまま院経営をしていたら、新規集客が今のようにいかなくなった時に迷走するのは間違えなかったと思います。
今までとは全く違う治療院の経営に対するマインド、施策など多くのことを学べました。 CLUB Iの素晴らしい所はただ売上を上げる、店舗を増やすテクニックのみを教えてくれるのではなく、自分自身の本当にやりたいことを深堀し、スタッフがより成長する仕組み作りをしたり、より患者を喜ばせるにはどのようなことができるかなどを徹底的に考え、自身の力をつけていくことです。テクニックは真似する人がいればいずれ効果はなくなりますが、CLUB Iでは自院、自分自身がより強靭になるための様々な要素が学べました。
売上はスタッフ教育に関しての考え方も大きく変わり入った当初の売上と現在の売上を比較すると2.8倍になりました。スタッフのリピート率が上がり、2診目リピート率が39~50%でしたが、リピート対策3か月後にはスタッフ全員2診目リピート率100%を達成しました。
リサーチをする大切さを学べたことも大きな発展の担い手になりました。アナリティクスで数字を見ながらHP対策などをした結果、新規集客は広告費なしで毎月200名を超えています。去年の求人の問い合わせが年間1名でしたが、現在は一ヶ月1名~3名くらいの求人依頼があります。
スタッフの離職率も0%です。 CLUB Iに入る前までは「視覚障害者が活躍する院を作る」ことを実現させるためには何をすればよいのか全く考えられませんでした。現在は具体的に地盤ができ始め、今年の11月に新たに店舗を設ける事が出来ました。この店舗に徐々に視覚障害のある鍼灸師を雇用し、いずれは私の夢の実現をしたいと思っています。
土井 亮介